「眼前の危機に立ち上がろう」
東京革新懇世話人会開催
続いて、日体大の清水雅彦教授が「集団的自衛権行使容認の解釈改憲を斬る」と題して講演。安保法制懇のでたらめ極まりない報告の骨格、与党協議の内容を批判、ゴールにある自民党改憲案、憲法学会の9条解釈、これまでの政府の憲法解釈、日本国憲法制定の背景としての世界の流れ、日本国憲法の平和主義、国連憲章と日本国憲法の違い、集団的自衛権の問題点等について講演、情勢とかみ合った内容でした。
今井文夫事務局長が「取り組みの提起」を行い、身内とも言える安保法制懇の報告、それを受けての密室の与党協議、一内閣による憲法解釈の真逆の変更がまかり通れば、法による支配と民主主義の崩壊と指摘するとともに、仮に閣議決定されたとしても、矛盾に満ち、法的正当性がまったくない脆弱性を持ち、国民の運動と世論が高まれば、その企みを阻み封じ込めることは可能と指摘し、共同を広げること等の提起を行いました。
発言では、有原誠司映画監督が、ヒトラーの政権獲得と戦争突入、悲惨な現実と背景を実写フィルムで構成した「汝多くの戦友たち」の上映の取り組み等発言。宗教者の橋本左内氏は、釈尊の言葉、「殺すな、殺させるな、殺すことを許すな」を引いて憲法を守ることの重要性を発言。青年劇場俳優の葛西和雄氏は、安保体制打破新劇人会議の集団的自衛権行使容認は許されないとの声明を紹介しつつ、何のために演劇するのかとの問題意識を持っていくこと、演劇「見捨てられた島」の警告など発言。高岡岑郷氏からは、保守層への共同の拡大の重要性の強調など、全体で9人の発言がありました。
最後に、新千晶代表世話人(新婦人都本部会長)が、「嵐のように運動を巻き起こそう!靴を履いて外に出よう!」と熱い閉会挨拶を行いました。
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